特別展「きもの KIMONO」が東京国立博物館にて開催中!

コロナ禍で延期となった特別展「きもの KIMONO」が東京国立博物館にてただいま開催中です。
新会期:2020年6月30日(火)~8月23日(日)

国宝・重要文化財を含む展示作品総数300件は歴代最大規模となる本展。きものが鎌倉時代から現代まで日本の歴史と共に、その時代に合わせてきものの流行がどんな風に変容してきたか、一連の経緯がよく分かる展示となっています。

たとえば、江戸時代、町人達が衣装に費やす余りある贅沢に対し幕府からこれまでの染織技法(金紗(金糸)や縫博、惣鹿の子)が禁じられると、新たな「染め」の技法(後の友禅染め)の開発が進み 流行しました。 それまでのあたりまえがガラッと変わり、新しい日常が生まれる。潮目にいる今、ひときわ感慨深いものを感じます。

現在に視点を移すと、きものは絹や木綿等のオーガニック素材でリサイクルしながら世代間で受け継がれるものであり、まさに今求められるサステナブル(持続可能性)の精神に通じるものがあります。

 

800年以上の歴史を持ち、今なお人々を魅了し続けるきもの。本展にて過去・現在・未来見つめてみてはいかがでしょうか。きもの好きな方は勿論、きものに興味がない方や男性にも、テキスタイルアート観賞として充分に楽しめる内容となっています。是非足をお運びください。

ー概要ー

前期展示:6月30日(火)〜7月26日(日)後期展示:7月28日(火)〜8月23日(日)

前期・後期で展示替えがございます。また一部の作品の展示期間は期によりません。

 

事前予約制(日時指定券)の導入
なお混雑緩和のため、特別展は事前予約制(日時指定券)を導入しています。入場にあたり、オンラインでの日時指定券の予約が必要です。

展覧会公式サイト:https://kimonoten2020.exhibit.jp/
東京国立博物館:https://www.tnm.jp/